10月30日(土)から11月21日(日)まで、九州産業大学美術館において特別展「酒井田柿右衛門×九州産業大学=MIRAI」を開催しています。
初日の10月30日には、十五代酒井田柿右衛門大学院芸術研究科客員教授と鈴田由紀夫九州陶磁文化館長などを招き、オープニングセレモニーと内覧会を行いました。
この展覧会は、江戸初期から現代に至る柿右衛門様式の陶磁器、約60点を一堂に展示するとともに、過去の名品の再現など20年にわたる本学の柿右衛門様式研究の成果を紹介するもので、400年に及ぶ柿右衛門の歴史をひもときながら産業界の未来を見据える展覧会です。
酒井田教授は、「重要な研究資料がこのように一堂に集まっているのは他にはなく、日本の伝統工芸を知る貴重な機会だと思います。400年の歴史の重みや海外とのつながりを感じてほしい」と語りました。
本学は、1999年に故・十四代酒井田柿右衛門氏を大学院芸術研究科客員教授として迎えて以来、2000年にキャンパス内に「柿右衛門様式窯」を設置したほか、2004年に「柿右衛門様式陶芸研究センター」を開設。世界17の研究機関とネットワークを持つ世界的な研究拠点となった同センターの成果をもとに、2017年には九州の伝統産業を核とした地域創生を目指す「伝統みらい研究センター」を新設し、九州各地の伝統工芸の再興に取り組んでいます。
【伝統みらい研究センター・美術館】