10月17日(木)、創立60周年記念事業の一環である「山笠プロジェクト」の報告会を開催し、参加学生16人が自身の活動を振り返りました。
今年で2年目のこのプロジェクトは、来福する外国人観光客に伝統の祭り「博多祇園山笠」を楽しんでもらおうと、東流(呉服町)と天神一丁目の飾り山の前に、英・中・韓3カ国語で書かれた解説板を設置し、その前で学生が通訳ボランティアとして山笠の歴史や魅力を詳しく説明するものです。解説板やボランティアが着るTシャツも学生がデザインしています。
今年は、山笠のポストカード制作や、「ごりょんさん」(博多商家の女主人)の料理作りなども加えました。
昨年通訳ボランティアを担当し、今年初めて舁き山に参加した、中国人留学生の王 子揚さん(経営学部産業経営学科4年)は、「一緒に走ることができて、とても貴重な経験でした。伝統文化を守り続ける姿を尊敬しています」と話しました。
地域共創学部地域づくり学科末松 剛教授は、「博多祇園山笠には年配者から若者までそれぞれの役割があり、その『型』と『格』を引き継いできた伝統があります。この洗練された文化に学生が参加することで、地域に貢献できるという喜びを感じてもらえれば」と、プロジェクトの意義を語りました。
その後、参加者全員で博多祝い唄を歌い、博多松囃子振興会副会長で東流相談役の柴田宗利氏が博多手一本で報告会を締めました。
【地域共創学部・芸術学部・国際交流センター・総務部学外連携課】